がん保険は必要?

マネースクールUNOの和田です。

みなさんの中には、がんに備えてがん保険の加入を検討されている方も多いと思います。

ここでお話しするがんは「悪性新生物」といわれるもので、正常な組織に侵入したり(浸潤)、
血管やリンパ管を通って体のいたるところに定着し、そこで増殖する(転移する)ものです。

もう一つ「上皮内新生物」といわれるものがあります。
こちらは転移する可能性はなく、治療も短期間で済み、治療費も「悪性新生物」ほどかかりません。

以前のがん保険は「上皮内新生物」が保障されないものがほとんどだったので、加入者から、

「がんにかかったのになぜ保険金が出ないの?」

といったクレームが多くありました。 
最近では、ほとんどのがん保険が「上皮内新生物」も保障するようになってきました。

 

厚生労働省が発表している平成23年度の主な死因別死亡数の割合を見ると、
「がん(悪性新生物)」が28.5%となっており、死因としては断トツのトップです。
次に「心疾患」の15.5%、「脳血管疾患」・「肺炎」9.9%の順になっています。

また、国立がん研究センターが公表しているデータを見ると、
一生涯のうちにがんにかかる確率は男性で54%、女性で41%となっています。

20120912_220241
例えば胃がんであれば、一生涯で男性の11%、9人に1人が罹患する確率です。
また、女性の6%、18人に1人が罹患する確率になります。
 

では実際にどれくらい治療にお金が必要かというと、がんの場合は他の病気と違い、
治療方法・治療期間によって大きく変わります。

治療が短期間であれば自己負担額が数十万円というケースもあります。
一方、治療が長期になれば自己負担が400〜600万円というケースもあります。
また、療養中の収入減も考えると、家計への負担はかなり重くなる可能性もあります。

こういう話をすると、

「やっぱりがん保険に入っておかないと心配・・・」

と思う人もいると思います。でもちょっと待ってください!

 

がん保険に入るべきかどうかよりも、
いかにして治療費を抑えるかを考える方が大事なのです!

「そんなわかりきったこと言うな!」と叱られそうですが、
前に述べたように、がんは治療法や治療期間によって費用が大きく異なります。 

費用が大きくなるケースを想定して保障内容を充実させると、保険料が高額になってしまいます。
がんにかかるかどうかは分からないにも関わらず、高額な保険料で家計を圧迫してはいけません。

治療費を抑えるためにするべきことは、なんといっても早期発見に努めることです。

例えば、定期健診を1年に1回ではなく2回受けることや、
より精密な検査を受けることで早期発見に努めるのです。

当然ながら検査にかかる費用は増えると思います。
しかし早期発見ができれば、治療費を抑えられ、治療が短期で済む可能性が格段に高くなります。

そのうえで、治療費は貯蓄でカバーするのがベストです。

貯蓄が少ない人、またはライフプランを達成するための貯蓄を大きく減らしたくない人は、
シンプルで保険料の安いがん保険の加入を検討すれば良いと思います。

 

*厚生労働省 「平成23年人口動態統計月報年計 (概数)」
*独立行政法人 国立がん研究センター がん対策情報センター最新がん統計

コメントを残す