消費税と金(Gold)の関係

マネースクールUNOの岡です。

株高・円安・・・「アベノミクス効果」で、なんだか日本中が活気付いてきた気がしま
すね。景気が良くなることは喜ばしいことですが、その一方で、いよいよ消費税アップ
の日が近づいてきています。

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ところで皆さん、
「消費税が上がれば、金(Gold)が儲かる」って、ご存知ですか?

金は「モノ」なので、買うときに消費税を払います。

2月12日現在、金は1kgあたり約500万円しています。
この500万円に5%の消費税がかかるので、25万円の消費税プラス金価格500万円の
合計525万円を払い、私達は金を買うわけです。

逆に、この買った金を売る時は、消費税を受け取ることが出来ます。

つまり、消費税が5%の時に500万円で金を買えば、払う消費税は500万円 × 5%=25万円、
将来10%に消費税が上がった時に金を売れば500万円×10%=50万円、つまりその差
25万円が儲かるというわけです。

事実、1989年に消費税が導入された時と、1997年に消費税が3%から5%にアップした
時は、「駆け込み需要」で行列が出来るほどの「金ブーム」が話題になりました。

ただし、よーく考えてみてください。
あくまでこの話は、「金の値段」がずっと500万円だった場合の計算です。

今、「安全資産」とか「実物資産」といった言葉で表現され、金価格は上昇しています。
(ちなみに「金価格500万円/1kg」というのは、実に32年ぶりの高値になりま
す。)

過去40年間を見てみると、金の小売価格が最も高かったのは1980年の6,495,000円/1kg、
最も安かったのは1999年の917,000円/1kgです。

その差は実に5,578,000円!

金の値段は動くのです。

「消費税が上がれば金が儲かる」というのは事実ですが、私はそれを「金購入の理由」
にするのは無意味だと思います。

金がこれから上がるかどうか、将来のことは誰にもわかりません。

「消費税が上がる前に金を買えば儲かる!」といって金を買っても、金の値段が今の
半分になってしまうかも知れないのです。
一過性のブームに安易に乗ってしまうのは、資産運用の世界では「危険」なことなのです。

ちなみに、消費税導入で金ブームになった時の金価格の推移は以下の通りです。

※ 1989年4月の消費税導入前後
 1989年1月末 1633円 ⇒ 7月末 1658円

※ 1997年4月の消費税導入前後
   1997年1月末 1359円 ⇒ 7月末 1242円

どうですか?
ブームと大騒ぎした割には、大きく値段が動かなかったように思いませんか?

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