自信過剰の落とし穴

マネースクールUNOの和田です。

先日、新聞の記事で「男が投資に向かないワケ」といった見出しの記事がありました。
この記事では、「男が投資に不向きな理由」を示した米国の有名な行動経済学の論文について
書かれています。

証券会社にある数万口の口座を対象に数年間の成績を調べたところ、女性が男性を上回って
いたそうです。理由は、男性は自信過剰で自分の売買が運用を改善すると信じて、頻繁に売買
してしまうとのことです。自信過剰なために、不必要なリスクや手数料を背負うことにつながる
そうです。
つまり、「自信家は勝てない」傾向にあるということを記事は伝えています。

日銀の金融広報中央委員会がまとめた「金融力調査」によると、「自分の金融に関する知識や
判断能力は十分高い」と思うかどうかを聞いたところ、「そう感じる」と答えた割合は、男性で
19.1%、女性で16.5% で男性の方が上回っています。やはり日本でも男性の方が自信家は
多いということがいえます。

 

当社に相談に来られる男性の方とお話すると、ご自身で本や雑誌を読んで経済・金融の知識が
豊富な方もいらっしゃいます。そういう方の多くは「今は日本の株式に多く投資したい」、「今は
新興国には投資したくない」といった事をよく言われます。
また、「今の経済情勢を見て、今後はどの資産が上昇すると思いますか?」と聞かれる事も
多いです。

正直、この質問にはいつも困ります。

私が確実に言えることは「将来の事は誰もわからない」ということです。
これは、当社のマネーセミナーでも必ずお伝えしています。

Wada

例えば、本屋さんの経済・金融コーナーには「日本経済は復活する!」といったタイトルの本の
隣に、「日本経済は衰退する」といった本が並んでいます。それぞれの著者ともに有名な人達です。
このように有名な経済学者や評論家でも180度意見が分かれるのです。
つまり、「予想」は無意味であるということです。
本来の投資は「予想する」事とは全く違うのです。

私はけっして「予想」することがダメと言っているのではありません。
予想を元にお金を投じるのは、おこづかい程度にした方が良いと思います。

 

金融広報中央委員会 「金融力調査」
http://www.shiruporuto.jp/finance/chosa/kinyuryoku2011/index.html

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