投資とマネーゲーム

マネースクールUNOの和田です。

私は普段は大阪で勤務していますが、最近では1週間の半分はさまざまな地域に出張して
個別相談を受けています。 今年に入ってから、和歌山、愛媛、滋賀等に出向いています。

出張は大変な面もありますが、いろんな地域の人とお話ができるので楽しいです。どの地域
でも共通して感じるのは、お金についての基本知識が不足している人が多いという事です。
私は個別相談の時には、必ずセミナーを受講した感想を聞きます。 ほとんどの方が「目から
ウロコだった!」「今まで知らなかった事が知れてよかった!」「自分のやってる事が間違
っている事を知ることができた!」といった感想を聞きます。

そういう感想を聞くと、自分の仕事は人の役に立ってる ということを実感します。

しかし時には自分の無力さを痛感する時もあります。
ある地域で50歳代の女性の方の個別相談を担当させて頂いた時、こんなことがありました。
いつも通りセミナーの感想を聞いたところ、「基本的な事ばかりで正直おもしろくなかっ
た。もっと具体的で中身のある話が聞きたかった」 とのお言葉。

相談内容を聞いたところ、「2〜3年でお金が増える方法を教えて欲しい」とのことでした。
「どれくらい殖やしたいですか?」と尋ねたところ、「3年くらいで1.5倍〜2倍くらいか
な?」というご返事。 

それは残念ながら単なるマネーゲームだという事を伝えたところ、「じゃあ、投資だったら
どれくらい殖えるの?」と聞かれました。そこで私は過去の実績を伝えたところ、「たった
これだけしか殖えないの?私の母親はこんなもんじゃなかったよ!」と言われました。

その方のお母さんは昔から日本株を数銘柄保有していたらしく、安倍晋三さんが総理大臣に
なって、いわゆる「アベノミクス」効果で日本株が急激に上がった事を主張されました。

その人には「日本株をタイミングよく買って売れば儲かる」という事がインプットされて
いるようで、その後は何を言ってもまったく聞く耳を持ってもらえませんでした。

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多くの日本人は金銭教育を受けていなくて、知識が圧倒的に少ないので、本来の投資と
マネーゲームを混同しがちなのです。これがいつまでたっても日本に投資が普及しない
原因です。

投資は「将来のことは誰にもわからない」という前提で行うものです。
運・カン・タイミングがすべてのマネーゲームとはまったく別物なのです。
私は少しでもその事を知って欲しいという思いで日々仕事しています。

私はけっしてマネーゲームが悪いと言っているわけではありません。おこづかいの範囲内
で宝くじを買って、「1億円当たったら何しようか?」と想像するのも楽しいものです。
あくまでも、ゲームとして楽しむのであれば。

こんな事を言ってる私も実は・・・
少しマネーゲームをしているんですよ。 某コーヒーショップの株を少しだけ持っているの
ですが、もちろんその株が上がるか下がるかは私にもわかりませんし、将来その会社が倒産
するかもしれません。 だからこそ、そうなったとしても生活に支障のない金額しか買ってい
ません。

私のお目当ては株主優待として毎年送られるドリンク無料券。
そんなささやかなお楽しみ。
だから株価が上がろうが下がろうがまったく売るつもりはありません。
そして、自分が70歳〜80歳になった時に株価が10倍くらいになってるかもしれない
といった、宝くじのような感覚で持ち続けようと思っています。 

そんなゲームと投資運用を混同せずに、しっかり切り替えて向き合って頂きたいと思います。

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