金融業界の社会貢献意識って何てお粗末っ! 

マネースクールUNOの有村です。

今年に入ってインフルエンザが全国的に猛威を振るっているようです。かく言う私も、インフルエン
ザで数日寝込むという失態を冒してしまいました。

みなさまも、手洗いうがいで用心なさって下さい。

さて、先日テレビを見ていましたら缶詰のパンを作られたパン屋さんの話題が放映されていまし
た。
いつもこの番組には感心させられるのですが、この回は特に素晴らしく感銘を受けました。

何でもそのパン屋さん、阪神大震災の際に救援物資としてパンを配ったそうですが、半分以上の
パンが被災者の方の口に入る前に腐ってしまった事がきっかけで保存の利くパンの開発に乗り
出されたとの事。

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そして、生み出されたのが保存期間3年の缶詰パン。3年前の震災の影響もあり、防災グッズと
して順調に売れ行きを伸ばしているそうなのですが、ある消費者から賞味期限間近の缶詰パン

を回収して欲しいという要望があり、それをビジネスと社会貢献につなげています。

賞味期限の一年前になると、そのパンを回収し、救助の必要な地域や飢餓地域に無料配布す
ることで社会貢献をし、一方回収に協力してもらった消費者には、新しい商品を割引で購入でき
るようにすることで定期購入者も増えるという素晴らしい仕組みを編み出したのです。

「本来、社会貢献というものは無償でやるべき、と言われているが本当は逆でビジネスに
なるから
こそ継続して社会貢献できる」
とはこの番組司会者の弁。

全くその通りだと思います。

本来企業というものは、社会貢献の一旦を担っていると思います。それは、何も寄付やボランテ
ィアだけではなく、「より人のためになる便利で快適な物やサービスを提供したい」という想いが
形になり、企業は収益を上げていき、資本主義は成り立っていると考えるからです。

しかし、以前私が身を置いていた金融業界を振り返ってみると・・・

無闇な回転売買、「訴えられないため」だけの顧客説明、効率重視の営業活動・・・。
そこに「顧客」の姿はありません。あるのは、「会社の収益」のみ。

元々、証券会社は株を売ったり買ったりしたい人の仲介役として成り立ち、銀行は資金の橋渡
しを行うために存在し、保険会社は不測の事態で金銭的に困窮しないように出来ました。生い
立ちは、ちゃんと社会貢献を担っていたはずです。他の業種よりも資金面に関わるぶんだけ公
共性が高いかもしれません。

しかし、現状はあまりにお粗末です。

言い訳は、「営利企業なんだから収益を追求するのは当たり前」という言葉。
全くその通り。利益を上げなければ会社は倒産してしまいます。

けれども、あまりにもこの言葉を免罪符のように使いすぎたのではないでしょうか。金融業界の
異常に高い給与水準が全てを物語っている気がしてなりません。
もしかすると、「社会貢献」をビジネスと捉えずに「自己収益の拡大」ばかりを追及していたことは
ただただ企業経営の怠慢ではなかったのか。

私は、弊社のような会社が早くメジャーになればいいといつも思います。別に、手前味噌から言
うわけではなく、同業他社が生まれ、業界としてひとつの動きを作り出すことが出来たなら・・・。

少しは、この怠慢な金融業界に風穴を開けることが出来るのかもしれない・・・

そんな期待を持っています。

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 有村朋子 
大手証券会社で女性営業スタッフを束ねる”やり手”を突き抜けた彼女が今仕事に求めるのは「顧客とのWIN−WINの関係」。自身の座右の銘「人間万事塞翁が馬」をベースにしたコンサルは哲学的に響く。大阪府出身、1979年生まれ。

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