あなたが勤めている会社は考えてくれています! ・・・ですが

マネースクールUNOの倉田です。

先日、企業の人事・総務担当者が集まるイベントに参加してきました。

私達の周りのブースを見ると・・・

「うつ」
「労務環境(ブラック企業)」
「コンプライアンス」

溢れる言葉は現代社会を象徴するキーワード達でした。

アピールする方も真剣、聞きに来た人事担当者も熱心。 それぞれの企業が抱えている問題
は様々でしょうが、皆が常に、悩み戦っている時代である事を如実に反映していると感じま
した。

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私達マネースクールUNOが参加した目的は、もちろん『投資の必要性』を訴える為です。

自分達の父母と同じように、真面目に働き、コツコツ貯金をしているだけでは自分の人生
や夢を簡単には達成できない時代になっています。
そんな時代でも夢を諦めず、実現していくためには「お金と投資の基礎知識」は必須です。

会期中に多くの企業の人事・総務担当者と名刺交換をさせていただき、直接色々な意見を
伺うことができました。

私が問いかけます。
「昔みたいに簡単に給料は増えていかないですよね」

立ち止まった人事担当者は、少し間を置いて、ほぼ100%の確率で

「・・・そうですね」

と返答をされました。

“人事部”という、皆さんの給料を払う“基準”を作る部署の担当者全員同じ様な反応をした
のです。

足を止め・話を聞いてくれた人事担当者の多くが「今、在籍している若手・中堅社員は、
少なくとも自分の会社の役員やOB達やかなり年配の上司達が歩んできた様な、ずっと
「順風満帆」な会社人生・私生活は簡単には送れないだろうな・・・自分も含めて」
そう
感じている様に思います。

もちろん、そのままで良いとは考えていません。 だから人事・総務担当者はイベントに
参加された訳です。

あなたの勤めている会社は考えてくれています! ・・・ですが
どの担当者も明確な方向性・具体案を見つけ出せていません。

私達がマネースクールUNOの考え方

『企業内でも「お金の基礎知識」を体系的に学ぶ機会を全社員に与え、自分で考え、自分
の人生を自分自身でより豊かにしよう!』
と訴えると… 

ある若い人事担当者が吐き捨てるように言いました。
「実は少し前の人事制度変更の時に似た様な事を考えて進めたんだよ、でも年配の役員の
『必要ない!』の一言で終わったんだよな・・・」

20?40代の人事・総務の現場で働く社員達にとっては「自分事」でもありますから、今後
全社員にも必要な事だと思いアクションを起こそうとします。

しかし、最終決定権・裁量権を持つ役員・上司は、年功序列・終身雇用が当り前だった
時代にキャリア形成や結婚・子育てを経験した世代です。

あくまで推測ですが「自分たちの時代も色々悩む事はあったが、真面目に仕事していたら
日本人は全員幸せになったじゃないか、だからそんな新しい制度を設ける『必要ない!』」
と考えて出た言葉ではないでしょうか?

皆さんが住んでいる日本という国や、所属している企業に、一昔前ほどの体力は無くなり、
日本人全員や社員全員の生活を守り通す事が年々困難になってきています。

国や企業の現場では「守ってやりたい」と思う意志はあります。

その為に少額投資非課税制度(NISA)確定拠出年金(401K)など様々な制度を用意
はしてくれています。

しかし様々な理由で有効活用できない、実行に移せない組織もあります。

いつまでも「国や企業が、誰かが何とかしてくれる」と他人事の様に考えるのではなく。
「自分はこうしたい、こうなりたい、だから自分でこれをやっていこう!」という自分事
として考えていくべきです。

自分自身を守ることが出来るのは自分自身の努力と行動のみです!

「正しいお金の知識」を身に付け、ご自分とご家族の夢を叶えませんか?

                                 (倉田壮一)

ガソリン高が止まらない!

マネースクールUNOの岡です。

梅雨が明ければ、本格的な夏到来!
海へ、山へのレジャーシーズンシーズン到来ですが、そんなこの夏に心配なのが、ガソリ
ン高です。

資源エネルギー庁が9日発表した7日時点のレギュラーガソリン店頭価格(全国平均)は
前週比1.3円高の1リットル169.7円。
上昇は11週連続で、約5年10カ月ぶりの高値となっています。
今年の1月6日発表時点の価格が158.3円だったので、約半年で10円の上昇、5年9か月ぶ
りの高値になっています。

ガソリン価格の上昇には様々な原因がありますが、最も大きいのがガソリンの原料になる
原油価格の上昇です。
原油価格の背景の一つが「イラク問題」。
イラク国内で、政府軍と武装勢力との戦闘が起こるなど事態は緊迫していることから、そ
の先行き不透明な状況が原油価格に表れています。
そして、その原油高の影響はガソリンだけでなく、今後私たちの生活にもさまざまな影響
が出てきます。

例えば、電気料金。
今年の日本の夏は、「46年ぶりに原子力発電所が稼働しない夏」になります。
必然的に火力発電の比率が高くなり、現在の日本は、発電に占める化石燃料の比率が9割
に及ぶそうです。
当然、原油価格の上昇は電気料金に直結し、家計を圧迫します。

ちなみに、今年の夏も「節電」がキーワード、私達マネースクールUNOのオフィスが入
っているテナントビルも、7月から廊下の電気が一部が消され、昼間でも少し暗い感じです。

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レジャーシーズンにガソリン代が上がればお財布に厳しいし、電気代の値上げは家計を
圧迫します。

ガソリン高や電気料金の値上げは、目に見える原油高の影響。
それ以外にも、目には見えにくい原油高の影響もいろいろと出てきます。

例えば、スーパーのレジ袋。
「最近、レジ袋が薄くなって、すぐに破れる!」と、皆さんなんとなく感じませんか?
レジ袋も立派な石油製品。
原油の値上がりはレジ袋の価格上昇につながり、スーパーの収益を圧迫します。
詳しく調べてはいませんが、一部のスーパーやホームセンターでは、レジ袋を薄くする
ことで、コストカットを図っているようです。

また、「原油が上がれば納豆価格が上がる!」といった話もあります。
原油高で納豆価格そのものが上がるわけではなく、納豆を入れるプラスチックのトレイ
価格が値上がりし、それが納豆価格を押し上げるということです。
納豆メーカーのなかには、「コストの上昇分だけ中身の納豆を減らしている」といった
話もあるとかないとか。
いずれにせよ、原油高を価格に転嫁しない企業努力が見え隠れします。
(もちろん、レジ袋を薄くしても、破れにくくする企業努力はしているようです)

私達マネースクールUNOは、お金についての学びを提供しています。
お金について学ぶとは、経済を学ぶということでもあります。
経済とは、「お金、モノ、サービスの流れ」のことであり、お金、モノ、サービスの流れ
を感じて学ぶことが、「経済を学ぶ」ことになります。

日本から遠く離れた中東地域での出来事がガソリンや電気料金に影響を与え、私たちの
生活に変化をもたらします。

こういった変化を感じることが、経済を学び、お金について勉強する一歩になると私は
思います。

車に乗らない方も、この夏のガソリン価格の推移注目してみませんか?

                                 (岡知宏)

平均的という幻想

マネースクールUNOの倉田です。

私達は日々多くの方々から「お金の相談」をお受けます。

「先生、私の年齢ぐらいだと皆さんどれくらい貯蓄してらっしゃるんですか?」

「このイベントを達成しようと思ったら平均的にいくらぐらいお金が必要ですか?」

 

年間300人以上の新たな相談希望者とお会いします。

「平均的に…」

そこでよく出てくる言葉です。

 

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結婚・出産により新たなライフステージに立った人。

仕事・家庭の収支で悩みを持っている人。

自分の責任では無いが、家族の借金を払わねばならなくなってしまった人。

どうしても達成したい目標があり、夢に向かってガムシャラに頑張っている人。

以前にマネーゲームで失敗し、正しいお金の殖やし方をマスターしたい人。

自分の人生の先がぼんやりとしていて、とりあえず話を聞きに来た人。

 

相談者の年齢、性別、働き方、独身か既婚か、投資経験などの属性もバラバラ。
年収、預貯金の額、普段使っている生活費、ローンがあるない等の状況もバラバラ。
そして、その悩みの中身もまったく同じでなく、全員バラバラ。

この数年間、個別相談をするなかで、1人として全てがまったく同じ人に会った事が
ありません。

まさに十人十色です。

 

しかし、そんな異なる状況の相談者達から同じように出てくるのは

「平均的に・・・」

「皆さんは・・・」

という言葉。

 

個別相談で自分自身のライフプランについて話しに来ているにもかかわらず、日本人
特有の周りとの比較をしてしまっています。
他人との相対でしか、自分の存在を確認出来ない。
他人と同じでいることの安心を求めています。

これはずっと昔からですが、資本主義の世の中を生きて行くのには当然お金が必要です。
しかし、昨今は社会の様相が大きく変化しています。
終身雇用・年功序列は過去のものとなりました。
生活パターンや趣味・価値観、生き方までも千差万別です。

「平均」というのは確かに1つの基準にはなり得ますが、これだけ多様化していく時代に
おいてはあまり意味を持たなくなってきています。

 

「平均的」という幻想を捨て、そろそろ自分と他人を比較するのを止めませんか?
そして自分自身を、自分の人生を真剣に見つめてみませんか!

自分らしい人生。
それこそが、私は素晴らしいと思うのです。
それこそが、生きている価値だと思うのです。

エルニーニョとガリガリ君の意外な関係

マネースクールUNOの岡です。

「エルニーニョ現象」

この言葉、最近よく聞きませんか?

気象庁は2014年6月10日、5年ぶりにエルニーニョ現象が発生し、秋にかけて続く可能性が高いと発表しました。

そもそもエルニーニョ現象とは何なのか?

太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけて、海面水温が平年より2?3度
高い状態が続く現象のことで、その結果、地球全体の大気の流れが変わり、世界中で異常
気象が起こりやすいといわれています。

 

海面水温がわずか2?3度上がるだけで深刻な影響が出るのは不思議な気もしますが、私達
人間も、風邪をひいて体温が2度上がれば、鼻水が出たり悪寒がしたりと苦しいですよね。

地球も「生き物」だとすると、地球が風邪をひいて体温が上がった結果、世界各地に異常
が発生すると考えれば、感覚的に何となく理解できます。

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一般的には、日本付近では偏西風が平年より南寄りを吹き、太平洋高気圧の北への張り出
しを抑えるため、気温が下がり、梅雨が長引くなど、雨が多く降る傾向があるとされます。

いわゆる「冷夏」というやつです。

また、世界では北米が大雨、オーストラリアは干ばつになりやすいとされ、小麦やトウモ
ロコシといった穀物価格に大きな影響がでるといわれています。

 

1990年以降でエルニーニョの影響でひどい冷夏になったのが1993年と2003年。

第一生命経済研究所が、今年7?9月期の景気への影響を試算したところ、2003年並みな
ら家計消費は8754億円(1.3%)押し下げられ、実質国内総生産(GDP)は6768億円
(0.52%)ほど落ち込み、1993年並みになると家計消費が1兆4812億円(2.3%)程度
減り、実質GDPは1兆1452億円(0.87%)押し下げられるという結果になったそうです。

 

「GDP」とか「家計消費」といった言葉が飛び交うと、何だか難しいと思うので、コンビ
ニでの夏の定番商品で考えてみましょう。

 

コンビニでの夏の定番商品と言えば、「ガリガリ君」

このガリガリ君も、冷夏となれば売り上げは落ちるわけで、エルニーニョ現象が観測され
た2009年の7月は前年同月比で2割減になったそうです。

他にも、コンビニではペットボトル飲料の売上高が前年同月比で10%減少したり、発泡酒
の売り上げが前年同月比で2ケタ落ち込んだりと、エルニーニョ現象が起こった年は、
かなりの影響が出ています。

 

猛暑が苦手な私は、冷夏と聞くとなんとなくホッとしてしまいますが、景気動向に関して
いえばマイナスに働きます。

「夏は暑く、冬は寒い」ことが、景気に関していえばいいことなんですね(もちろん度を
過ぎる「猛暑」は困りますが・・・)

 

もちろん、企業側も冷夏になることがわかっていて、手をこまねいているわけではありま
せん。

コンビニのローソンは、夏の終わりを実感し始める8月中旬から、おでんなどの秋向け商
品を展開してきましたが、エルニーニョをにらんで、天候に応じて温かい商品を前倒しで
投入できるようにするということです。

また、「ガリガリ君」の赤城乳業では、過去に冷夏で売り上げが2割も落ち込んだことか
ら、チョコレートやミルク味など秋シーズン向け商品の前倒し投入も検討しているそうで
す。

 

今年は消費税が8%にアップしましたが、政府は2015年10月に10%への更なる消費税率
アップを目指しています。

その最終判断は2014年の12月に行われるのですが、7月?9月の経済状況を重視します。

つまり、エルニーニョの発生が懸念されている時期と重なるのです。

消費税が上がることに対しての賛否は別にして、この夏の天候が、今後の日本経済の行方
を占うことになりそうです。

「景気」や「経済」というと、何となく難しく感じてしまいますが、コンビニに並ぶ商品
を見ることで、日本経済の現状を感じることが出来るかもしれませんね。

 

そういえば、ガリガリ君には衝撃の3部作、「コーンポタージュ味」「クリームシチュー
味」「ナポリタン味」が発売され、話題になりました。

エルニーニョ現象で冷夏が予想されている今年も、新たな衝撃作がコンビニに並ぶかも
しれませんね。

                                  (岡 知宏)