豪のさば定食に見る物価水準と「預貯金ではお金が減っていく」話し

マネースクールUNOの岡です。

私が住む街大阪は、食い倒れの街。
おいしいことは当たり前、安くておいしくなければ評価されません。
私は大阪生まれではありませんが、10年以上大阪に住んでいると、「安くて、うまい!」が当たり
前になってきました。

そんな中、目を疑う衝撃のニュースが飛び込んできました。
「さば定食 2,500円!!」

この2,500円のさば定食は、ミシュランの三ツ星のお店のメニューでもなく、何か高級なサバを
使ってるわけでもありません。
正体は、「オーストラリアのやよい軒のさば定食」の値段なのです。
                 

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なぜオーストラリアのさば定食は2,500円もするのか?

理由のひとつは、やよい軒の日本とオーストラリアのコンセプトの違いにあります。
日本のやよい軒は「庶民の定食屋」ですが、オーストラリアのやよい軒は「高級和食店」なのです。

他のメニューを見てみると、あさりの味噌汁6.5豪ドル(約630円)、すき焼き定食33豪ドル(約
3,200円)、ご飯3.5豪ドル(約340円)といった感じ。

店構えやサービスを含めての2,500円ということです。

ただし、オーストラリアのさば定食が高いのは、コンセプトの違いだけではありません。
オーストラリアは日本と比べ、物価水準が高いのです。
例えば、オーストラリアのコンビニでコーラを買うと、1缶2.5豪ドル(約240円)もするし、同じ
日本から出店しているラーメン店の博多一風堂のラーメンは、1杯15豪ドル(約1,500円)も
するそうです。

つまり、さば定食2,500円というのも、オーストラリアの物価水準から比べれば「妥当な価格
設定」といえるかもしれません。

ちなみに、物価だけでなく、給与水準も日本に比べオーストラリアは高くなってきています。
法定最低賃金は日本の時給869円に対し、オーストラリアは時給16.87豪ドル(約1,600円)、
約2倍の賃金差があります。

そう考えれば、2,500円という値段は、決して高すぎないといえるでしょう。

今、安部政権は「年間2%のインフレ目標」を掲げています。
つまり、今年100円のものを、来年には102円にしようということを意味します。

実際に、13ヶ月連続で日本の消費者物価指数は上昇、6月発表の数字では、前年同月比
3.3%の上昇(消費税アップ分を除いても、1.2%の上昇)となっています。

つまり、日本経済は「デフレからインフレ」が意識され出したのです。

1.2%の上昇とは、昨年100万円していたものが、今年は1,012,000円になったと
いうこと。

でも、100万を銀行の定期預金に預けていたなら、この1年で(0.02%の金利であれば)
たった200円しかお金は増えていないのです。

200円しか増えなければ、101万円に値上がりしたものを買うことは出来ません。

物が買えないということは、すなわち「預金していてお金が目減りした」ということ。

こういった状況を「インフレリスク=世の中のモノやサービスの価格(物価)が上昇することに
よって、貨幣(お金)の実質的価値が低減するリスク」と言います。

オーストラリアのように、私達の給与が上がっていけば問題ないかもしれませんが、今の日本で
給与の右肩上がりの上昇が期待できるのか?

私は厳しいと思います!

これからの日本では

「預貯金は殖えないけど減ることはない」なんていうの考えはナンセンス。

「預貯金だけではお金が減っていく!」

そんな感覚を持って欲しいと思います。

※文中の為替レートは1豪ドル=約96円で計算しています。

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