えっ!? 銀行つぶれたら本当にお金返って来ないことってあるの?!

マネースクールUNOの倉田です。

突然ですが、皆さんが普段から利用されている銀行がつぶれたら、どうなるかご存知ですか?

以前は「銀行が潰れる(破綻)」という事が起こっても、預けられている普通預金や定期預金など

は全額戻ってきていました。
お金を預けている皆さんには一銭の損も出ない。
いわゆる「元本保証」だった訳です。

ところが2005年4月以降は、銀行が破綻した時は『ペイオフ』と言う制度が適応される事となり
ました。

『ペイオフ』とは、利息が全く付かない一部の特殊な預金を省き、世の中の多くの人がお金を預け
ている普通預金・定期預金の全額が守られるのでは無く、預けたお金(元本)の1000万円とその
利息分のみが保証対象となりました。

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1000万円以上預けている部分は資産査定・債権回収をして後々返してくれる比率が確定します。

つまり破綻銀行の資産状況によっては「元本保証」ではなくなったと言うことです。

その『ペイオフ』が2010年9月に日本で初めて適応される事態が起りました。
ご記憶の方もいるかもしれませんが、日本振興銀行の破綻です。

日本振興銀行は2004年に開業し、定期預金中心に預金を集め、中小企業に融資をしていく事
を基本理念に掲げた金融機関で、普通預金など普通の銀行が担う決済業務を行わないという点
では少々特殊な成り立ちをした銀行でした。

ところが6年後の2010年に破綻。
ただちに『ペイオフ』が発動され、預金者の預けていた定期預金は法の規定に従い1000万円と
その利息は支払われましたが、1000万円を上回って預けられていたお金の返却(弁済)に関し
ては、その後の資産査定を経て弁済率が決定されるのを待っている状況でした。

先日の新聞報道によりますと、2012年の第1回弁済に続き、破綻してから丸4年たった今年9月
末に第2回弁済が始まります。
今回が主だった弁済の最終になるようで、事実上の『ペイオフ』終結となるそうです

結果、1000万円以上の預金金額のうち返済予定の累計割合(弁済率)は・・・・・58%!

仮に2000万円預けていたら1580万円しか返ってこなかったという事です。
420万円の損が確定した訳です。
しかも銀行がつぶれてから4年以上戻ってこなかったのです!

「銀行にお金を置いておいたら、何かあっても絶対守られる」
これが日本人全員が今まで銀行に対して抱いていた感覚ではないでしょうか?

『ペイオフ』と言う制度が導入されたと認識をしていても、銀行が破綻しても国が何とかしてくれる、
と心の何処かで思っていた人も居たかもしれません。
しかし、これが現実です。
銀行にお金を置いておいても絶対に安全・安心という時代は本当に終わったのです!

ちなみに、今回の弁済率の58%というのは、当初予想されていた比率の倍に改善したそうです。
という事は・・・ 
想定通り弁済率が30%以下だったとすると、2000万円預けていた人は1300万円以下しか戻
らず、残りの700万円以上損をすることになったのです!

さらに、場合によっては返済までに数年かかってしまう可能性も有ります!
普通に銀行にお金置いておいてですよ、恐ろし?!!

自分のお金は自分で守らなければいけない時代です。
お金の基礎知識を学んで、いざと言う時でも対応出来るスキル。

この時代には不可欠だと思います。

                                               (倉田壮一)

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