ピケティ 知ってますか?

マネースクールUNOの岡です。

世界の経済格差を取り上げた一冊の専門書『21世紀の資本』が、大きな話題を呼んでいます。
世界38カ国で150万部を突破、日本語版も税抜き価格で5,500円という高額ながら13万部を超えて、専門書としては異例のヒットとなっています。

著者は、フランスの経済学者、トマ・ピケティ
各国を講演で飛び回り、その人気は「ピケティ現象」とまで言われています。
先日日本にも訪れ、会見やインタビューを精力的にこなしていたので、テレビなどでご覧になった方も多いと思います。

本の内容を簡単に言えば、世界各国の経済格差が、なぜ起きているのかを詳しく論じたものと言えます。
日本では、一昔前までは「一億総中流」といわれ、比較的格差のない国だと、みんなが思っていました。
ところが、政府の統計で、今や6人に1人が貧困状態にあるとされています。
「なぜ、こうなってしまったのか? 明日はどうなるのか?」という不安感に、この本がうまくマッチしたとヒット要因が分析されています。

ピケティは著書の中で、「豊かな人とそうでない人の格差が拡大しており、上位1%の人が獲得する所得の割合が年々上昇している」と論じています。
なぜそうなったのか、これからどうするべきかは別にして、「できることならば、この1%に入りたい、近づきたい!」と思うのは、人間の本音だと思います。

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何をもってお金持ちなのかは別として、「お金を持っている人の特徴は何か?」を考える上で、少し興味深い調査結果を見つけました。

フィデリティ退職・投資教育研究所が、会社員(正規雇用、非正規雇用)、公務員、自営業者を含む勤労者32,494人を対象に2014年4月に実施した「勤労者3万人の退職準備状況 20代、30代の現状と改善へのアプローチアイデア」によれば、20代で1,000万円以上の金融資産を持っている人は7.3%。

そして彼らのプロファイルは以下の通り。

・ そのうち約70%が比較的大手企業で働いている
・ その平均年収は451.4万円
・ 男女比は53:47
・ 保有する金融資産の平均金額は2743.4万円
・ 退職後の生活のための保有金融資産は1010.1万円

1,000万円以上というくくりなのですが、その保有金融資産の実額は平均で2743.4万円もあります。
つまり、「持っている人はとにかく持っている!」ということ。
ここにもピケティが言う「格差」が感じられます。

この調査結果の中で個人的に興味深かったのは、「保有金融資産1,000万円以上の20代」の特徴として挙げた5つの項目です。

1. 確定拠出年金に積極的であること
2. 年金制度を理解していること
3. 退職後の生活を楽観していないこと
4. 資産運用に積極的であること
5. お金に関する情報をWebと新聞から入手していること

この5項目を読み替えれば、「適度な危機感を持ち、将来やってくるであるイベントに対して準備を怠らない人が1000万円以上の金融資産を持っている」と言えるように思います。

さらに、「投資に対してポジティブなイメージを持っている」割合を見ると、20代の平均が25.9%に対し、保有金融資産1,000万円以上の20代は41.1%と、明らかに差が有ります。
「お金持ちほど投資にポジティブなイメージを持っている」ことが明らかな調査結果となっています。

そういった結果も踏まえて更に目を凝らしていると、机上の知識だけでなく「実践」「体験」が大きな柱だということも見えてきますね。

このブログを読んでいただいている方の中には、「リスクを取る投資運用」に抵抗をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
「リスク」の語源は、イタリア語でriscare、「勇気を持って試みる」と言われています。
一億総中流の時代でなくなった今、勇気をもってリスクを取る投資運用に取り組むことが、お金持ちへの近道かもしれません。

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