投資しない国 日本

マネースクールUNOの岡です。

「私の貯蓄額って、他の方から比べると少ないですか?」
「同じ世代の給与の平均は、いくらですか?」

こういった質問をよく頂きます。
やっぱり、周りの人のお財布の中身って、気になりますよね。
そこで今日は、日本の周りの国々の人たちの「財布の中身」について少し見てみたいと思います。

Oka

日経新聞社が、アジアの主要都市(中国、インド、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、韓国、日本)に住む20歳代の男女を対象に調査した「アジア10カ国の若者調査」によれば、平均月収が最も高い国はシンガポールで、約36万円。

2位が韓国で25万円、3位に日本が入って22万円、4位が中国で16万円となっています。

ところが、日本の若者で「過去1年に経済的に余裕があった」と答えた人は10か国中で最低の25%。

また「3年後に同世代の人より生活レベルが上になっている」とみる人も、日本人が最低の28%となっています。

加えて、「収入に満足している人」18.5%、「仕事に満足している人」28%、「恋人・配偶者との関係に満足している人」32.5%と、これらも項目もすべて「アジア最低」の結果となっているのです。

日本の若者は、アジアの国の中で給与水準が決して低くはないにもかかわらず、アジアの中で一番「貧乏感」が高く、生活への「満足度」が低いという、驚きの結果です。

さらに同調査では、「投資」対する日本の若者の意識の低さも浮き彫りとなっています。
マレーシア 、シンガポール、インドでは、都市に住む過半の若者が、投資をしています。
それに比べ、日本の若者の投資している人の比率は18.5%と、格段に低い数字となっています。

株式や投資信託など金融商品を持っている人は、マレーシアの60%が最も高く、インドは52.5%、シンガポールは50.5%。中国、タイ、フィリピンも4割を超える数字となっているのです。

なぜアジアの若者は積極的に投資をするのか?

3年後の生活は「人並みよりも上回る」と答えた人の割合が、インドネシアやベトナム、フィリピンでは8割を超えていることを考えれば、「景気は良くなる」という自信を強く持っているからこそ、投資意欲が高いといえると思います。

では、なぜ日本の若者は投資をしないのか?

それは、日本人が自信を無くしてしまったからかもしれません。

「失われた20年」
日本経済が安定成長期終焉後である1991年(平成3年)から約20年以上にわたり低迷した期間を指します。
この20年間の間で、日本の若者はすっかり自信を失ってしまったかのようです。

でも皆さん、私達日本人は、自信を失う必要はないと思います!

日本は個人金融資産約1600兆円(アメリカに次いで世界第2位)を持つ、お金持ちの国です。
問題なのは、その54%が預貯金に眠っていて、この比率が10年以上ほとんど変わって
いないと言う事実です。

これに対し、アメリカの個人金融資産のうち、預貯金の比率は15%程度。
実際に、投資信託の保有比率は1980年の1割以下から4割超に拡大しています。
預貯金に偏ってしまっているのがまずいからこそ、「貯蓄から投資へ」の掛け声のもと、日本ではNISA(少額投資非課税制度)がスタートしたのです。

投資をする事が全てとは言いませんが、正しい投資運用でお金が増える実感を得ることが出来れば、少なくとも、自信を取り戻すきっかけになると思います!

日経新聞にはこんなコメントがありました。
「シンガポールで飲食業を営むリーさん(29)は約1年前、4000シンガポールドル(約34万円)を元手に投資を始めた。現在の投資資産は6000シンガポールドル。『まだまだ少額だけど、将来はマイホームを買えるくらいまで増やしたい』と夢は大きい」

さて、冒頭の質問。
周りの人のお財布の中身は確かに気にはなりますが、財布の中身だけでなく、いろんな人のお金に対する意識や、お金の使い方、貯め方も気にしてみてはどうですか?

今まで見えなかった「夢」が見えてくるかもしれませんよ。

                                       (岡 知宏)

“投資しない国 日本” への1件のフィードバック

  1. 岡様
    自分もつい最近まで、
    貯金=安全
    投資=博打と思ってました
    ですが、今はもっと早くに投資について理解しておけば…と感じてます。

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