『緊急事態』は突然やってくる!

マネースクールUNOの倉田です。

突然ですが『明日から1週間、絶対に仕事を休んで!』と言われたらどうしますか?

先日、我が家にそんな事態が起こりました。
きっかけは妻からの1本の電話。

「子供を病院に連れて行ったら『手足口病』と診断された、明日から1週間ぐらい保育園に預ける事が出来ない!」

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『手足口病』とは今年大流行しているウィルス性の夏風邪。
症状としては手足や口の中に発疹ができ、発熱を伴います。
治療薬やワクチンが無いために罹ってしまったら自然に治癒するまで待つ以外に手段がありません。
通常は重症化することは稀なため過度な心配は不要なようですが、口の中が口内炎のような症状になり好きな食べ物も食べられなくなる事態には親として大変気掛かりでした。

症状は軽めですが免疫力がまだまだ弱い小さな子供への感染力が非常に強く、今年は保育園・幼稚園でここ10年内の最大の流行となっているようです。

発熱と口の中の炎症で子供も辛い!
さらに共働きサラリーマンの両親、これまた辛い現実が!

感染力が強いため法的にではありませんがお医者さんによる「登園許可」が下りるまでの1週間~10日ほど、保育園・幼稚園は預かることが出来ません。
つまり、親戚縁者の応援など代替手段がない共働き家庭の場合、親のどちらかは絶対に仕事を休まねばならないのです!

診断確定直後からお互いが1週間+αの予定表とにらめっこ。
夫婦で絶対に外せない仕事の日時を相談、各関係先に調整の連絡を入れます。

日頃から夫婦共に職場・関係先に小さな子供が居るため不測の事態が起こる可能性を告げて理解を得たり、私は妻が職場復帰する前に、掛かり付けの各種病院の連絡先や場所等を確認し、一部には同行して雰囲気を掴んでいました。
そして子供の平常時の状態や最近の生活パターンを概ね把握し、普段の休みの日に父と子2人だけで長めの時間を過ごす経験などの準備をしていました。

それぞれの職場での配慮と幸運、そして事前想定の甲斐あって、10日程必ずどちらか片方が着いていてあげられる時間を確保すると共に、私だけの看病体勢でも妻が心配せずに仕事に出られるような体制ができ、今回は事なきを得ました。

子育て期間中の共働き世帯の大きな悩みの1つが子供の突然の病気による欠勤です。
突発的に起こることですから、何時起こるかを正確に予測する事は出来ません。
こうした事態が頻発すると、自分自身に働く意思があっても職場での就労の妨げとなってしまう事もしばしば起こる様です。

私たちの人間は誰しも先の人生を正確に予測する事は出来ません。
人生の中で「やりたい事」や「やらねばならない事」など自身で見通せているものはごく一部で、大部分は自分自身ではまだ見えていない、または不意に訪れたりします。

不意に訪れるアクシデントの中には上手く避けることが出来ない事象も多々あります。
突然発生する訳ですから、基本的には起こった時にあらゆる対処法を考え、講じられる手立てを実行する以外に方法はありません。
しかし事前にある程度想定し、時間・労力・お金などの準備をする事で受ける被害を最小限にとどめる事は可能。
その中で比較的容易に事前準備が出来き貯めておけるのは「お金」だけです。
日頃からしっかりとお金の事前準備ができていれば、 起こる不測の事態にも対処可能で、ダメージを軽減できるはずです。
さらに「備えている」という心の余裕は、より良い対処法を導き出すかもしれません。

「緊急事態発生!」
その時に余裕を持って対応出来る様な人生にしてみませんか?

 

(倉田壮一)

新国立競技場問題からギリシャ問題を考える

2020年の東京オリンピックに向け、「新国立競技場」の建設費が問題となってます。

当初の予算を大幅に超える「2500億円」という巨額の建設費用について、経済学者やスポーツ関係者から様々な賛否の声が寄せられていますが、そもそもこの2500億円というお金は、私達の「税金」。

個人的には「ちょっと、高すぎるんと違う?」と感じます。 皆さんは、どう思いますか?

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ところで、今マーケットを揺り動かしている問題は、ギリシャ問題。 思えば、ギリシャも2004年にオリンピックが開かれた国でした。

その当時、ギリシャはどんな経済状況だったのか?  2001年に単一通貨ユーロが導入、2004年のアテネオリンピックに向けてインフラ投資が行われ、拡張的な財政政策に支えられた結果、ユーロ圏の中でも高い経済成長率を記録していました。

ところが、2009年に巨額の財政赤字の粉飾が発覚。 従来、ギリシャの財政赤字はGDP比で5%程度とされていたのですが、政権が変わったことで財政赤字が誤魔化されていたことが公表されました。

実際の赤字はGDP比12.7%に達していたこと判明、その後欧州債務危機、そして現在のデフォルト問題に発展していったのです。

これからギリシャがどうなるか、そしてマーケットがどうなるのかはわかりません。

ただ私が思うのは、銀行が営業を停止し、その閉じられた入り口の前で日常生活が脅かされているギリシャ国民の姿が、未来の日本国民の姿であってほしくないということです。

公的債務(借金)約43兆円で破たんの道に進んだギリシャ。 公的債務が1000兆円あるにもかかわらず、巨額の税金を投入して新国立競技場を建設しようとする日本。

「GDPの額が違う」「公的債務もあるが、ギリシャと違って日本には公的資産もかなりある」と言ってしまえばそれまでですが、今、そして未来に起こりうる危機を、もっと我々日本人は意識しないといけないように思います。

ギリシャ問題は、決して他人ごとではないのです。 2020年に向け、日本も様々なインフラ投資が行われるでしょう。 その結果、株価もさらに上昇するかもしれません。 ただし、そういった環境の中でも、冷静にマーケットを見る、そしてお金のこと、未来の自分や家族のこと、そして未来の日本のことを考えることも、大切だと思います。

新国立競技場の建設費が巨額になった理由の一つが、天井のアーチ部分にかかる費用が高額だからだそうですが、アテネのオリンピックスタジアムにもアーチがついているそうです。

アテネのアーチは経済危機への架け橋になってしまいましたが、新国立競技場のアーチは、明るい未来への懸け橋になってほしい、そう思います。

(岡 知宏)

あなたのお金についてのスタンスは?

マネースクールUNOの倉田です。

この2・3年、ニュースや新聞などで「日本・世界の株価が上がってきました!」と言う情報を見聞きされる機会が多かったと思います。
皆さんもよく聞く「日経平均株価」で言うと2012年7月頃は8500円程でしたが、現在は20000円前後まで上昇。

単純な比較ですが、3年で2.5倍近くに膨らんだことになります。

「ネット証券で株取引を始めた」
「銀行で国債を買ってみた」
「投資信託の購入を考えている」

あなたの周囲でもこういった話題を友人同士で話す機会が増えているのではないでしょうか。

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私達が開催している無料の「マネースクールUNO」にも多くの受講者が参加され、お金に対する基礎的な知識を学んでいかれています。

セミナー等でどれだけ知識を得ても、ご自身のお金を実際に殖やす為には具体的な行動を起こさなければ決して殖える事はありません。

そこで私達は希望される方に対して個別相談を行い、実践のお手伝いもしています。

昨今の株式・投資信託などのマーケット商品の値上がりする様子を目の当たりにし、ネットやマネー雑誌の特集、金融機関のセールストークに煽られ、あたかも何かの「ゲーム」をするかのような感覚で運用をしたいと受講・相談に来られる方が増えている様に感じます。

「なるべく短い期間で、最も上がる株はどれなのか?」
「この商品が大幅に上がるベストタイミングはいつか?」

これらの質問をする人々、ネットや金融機関で次に上がる株や通貨や商品を一生懸命探している人々は、予想を当てる事に最大限の努力を費やし“お金の上下動を楽しむ行為”である『マネーゲーム』を行っています。

しかし人間は1度や2度くらいはマグレ当りをする事はありますが、長きに渡り将来の予想を当て続ける事は不可能です。

つまり『マネーゲーム』ではお金を殖やし続けることは出来ません。
一方で、私たちが多くの受講者にお伝えしているのは『資産運用』です。

『資産運用』とはあくまで“お金を殖やす行為”のことです。

株式・債券・不動産・投資信託等の上がり下がりする資産を用いますが、何が・いつ・どれくらい上がるか下がるかを当てる事はしません。

それぞれの資産が勝手に上がったり下がったりする事を前提とし、長期の視点で正しい資産の組合せや正しい買い方を着実に実行します。

そして、上がった時、下がった時に理論的な裏付けが有る対処方法を粛々と継続する行為です。

『資産運用』は、お金が殖えたり減ったりを予想し当てること自体を楽しむ『マネーゲーム』とは全く異なります。

したがって短期間で無茶苦茶な成果が出ることは望めませんし、自らの予想が当たった時の快感は得られません。
しかし長い期間を通して見ると、着実にお金を殖やしていける可能性を持っています。

あなたはお金と付合うスタンスをどう考えるのか?
自身がお金と人生に求める物によって正しい選択は変わってきます。

「お金が殖えたり減ったり、ドキドキハラハラすることを楽しみたいですか?」
「殖やしたお金を使ってやりたい事にチャレンジし、人生を楽しみたいですか?」

前者であれば、ラスベガスやマカオで大金を賭け「カジノ」を楽しむように、人生を賭けた『マネーゲーム』が正しい選択です。

後者であれ ば、お金を殖やす過程に楽しみを求めず、粛々とお金を殖やす努力をする『資産運用』 が正しい選択です。

「自分は後者が良いかな~」と思われたあなた!
ぜひ、人生を輝かせる『資産運用』を学んでください!!

(倉田壮一)

日本は、投資の世界もガラパゴス・・・

マネースクールUNOの岡です。

技術やサービスなどが日本市場で独自の進化をとげ、世界標準からかけ離れてしまうという現象を「ガラパゴス化」と言います。 一番身近な例が、携帯電話。 日本の携帯メーカーが従来型携帯電話、通称「ガラケー」の生産を打ち切る方針を決めたニュースをご存知の方も多いと思います。 日本には、携帯電話以外にも「ガラパゴス化」している電化製品が多いそうなのです。

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例えば、「ファックス」 私も仕事でファクスを使うケースは多いのですが、日本以外の国では既にファックスは過去の電化製品となっています。 連絡ならメール、図面ならパソコンで作成してそのまま添付ファイルで送って済ませるのが通例。

事実、産業遺産の収集で知られる米国のスミソニアン博物館がファックスをコレクションの一つに加えたそうで、既に世界では「過去の電化製品」なんですね。 ところが、手書き文化が根強い日本では、手で書いた通りの文面をやりとりできるファックスの支持がいまだに根強く、ピーク時から減ったとはいえ年間3万台という高い販売台数を誇っているのが現状です。

「ファックスのほか高機能のデジタルカメラなども日本人の要求レベルの高さに合わせて機能が高まったものの、海外では過剰な機能がネックで拡販がしにくく、事業がじり貧になる懸念がある」と、ガラパゴス化は日本企業の業績や株価を左右しかねない問題なのです。

このガラパゴス化、投資の世界でも当てはまるように思います。 例えば、投資信託。 欧米にない日本独自の特異な現象が「新ファンド」の強い人気です。 高利回り債投信、ブラジルレアル投信、豪ドル債投信、インフラ投信etc 新しいテーマが次々と登場し、実績がない新ファンドが売れ筋上位に並ぶ現象が日本では続いています。

日本人の豊かな発想で、魅力ある投信を作り続けているといえば聞こえはいいですが、証券会社や銀行が「売りやすいファンド」の販売を優先している結果ともいえます。 新発売の投信を買うのが悪いわけではありませんが、投信は過去の実績を見た上で選ぶべきです。

実際、アメリカの個人は最低3年程度の運用成果があるファンドを選んで購入するのが通常。 結果、数十年の実績を持つ投信が今でも売れ続けているのです。 アメリカのアクティブ運用株式投信で残高1位の米キャピタルのファンドは設定から41年、残高3位の米フィデリティのファンドは48年が経過しています。

「日本では実績と残高が比例せず、長年隆々と続くロングセラーのファンドが少なすぎる」 このガラパゴス現象、大きな問題だと思います。

短期間で商品を乗り換えれば、顧客にとって手数料の負担が大きくなる、そしてその手数料が販売会社である銀行や証券会社の収入になる・・・ このあたりの日米の差が、投信残高の差(日本は残高100兆円、アメリカは2000兆円)に表れているように感じます。

このガラパゴス現象、いつまで続くのでしょうか?

あなたの「結婚したいな~」、それホンネですか?

マネースクールUNOの倉田です。

先日、内閣府より「少子化対策白書」なるものが公表されました。 主な内容は下がり続ける出生率とその下落原因、そして行政として考え・取り組んでいる対策の数々を紹介しているという構成です。

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そんな中、冒頭では少子化のそもそもの原因のひとつである「結婚に対する現状と意識の変化」について触れており、過去に行われた幾つかの意識調査の結果も交えた考察が掲載されています。

40歳時点で結婚していない人の割合(未婚率)は年々上昇し、今や男性35.6%、女性23.1% つまり男性で3人に1人、女性で4人に1人は人生の半ばに差し掛かっても結婚をしていないという状況。 さらに男性の生涯未婚率は20%を超えており、5人に1人は一生結婚しないという現実です。

白書内の意識調査の結果で未婚・晩婚増加の理由トップ3は、

・独身の自由や気楽さを失いたくない(男性2位、女性1位)

・経済的余裕が無い(男性1位、女性2位)

・結婚の必要を感じない(男女とも3位)

年々、少しずつ社会的自由度を高めてきた女性が、結婚という旧来からの続く社会慣習を機にある種の束縛を受けてしまうという現実に対する抵抗感。 そして、この10年程の間に経済的余裕と将来の伸び代の減退を意識させられた男性が、家族を支える自信を失くしつつある状態。

その結果、結婚しても束縛され余裕をもてない現実が待ち構えているのであれば、あえて結婚という選択をしない。 多くの男女が結婚その物に意味や価値を見出せなくなってしまった様です。

ところが、20代独身者の結婚に対する意欲は男女共に概ね10年前よりも上昇しています。 特に女性の意識は高く、20代の正規雇用者のうち「結婚意欲がある」と答えた人の割合は80%を超えています。 私たちのマネーセミナーに参加し、その後の個別相談会で話を聞く多くの未婚の女性が将来のビジョンについて「いつか結婚したいと思っています!」と答えるケースがほとんどで、この意識についての統計結果については納得がいきます。

しかし、その高い意識を持っていた20代男女が30代を経ても高い確率で結婚できずにいる結果には思うところがあります。 白書で子供を持たない原因としても触れられている通り、この十数年間横ばい又は減少し続けた個人の収入状況とそれを補う為の若年層の長時間労働、そして家庭・子供を持つ事に優しいとは言い難い数々の制度。 法制度や税制そして企業側の姿勢等、社会の仕組みとしての外部環境の問題は確かに大きな一因だとは感じます。

ただ、もうひとつ大きな原因があると考えます。 それは内部の問題、つまり自分自身の心と環境の準備が出来ていない事です。

私が個別相談を受ける、多くの独身者は「結婚したい」と発言しますが、「いつか・・・」「出来れば・・・」と言う補足が付き、多くの人は本気で具体的な行動を起こしてません。

時間が無い・忙しい事は皆が共通、1日が24時間なのは皆に公平です。 白馬の王子様や未来のパートナーはボーっと歩いていても道に落ちてません!

そして、現在の状況を聞いていくと、今現在の生活や趣味や旅行を楽しむ為のお金は十分使っているのに、本人が近い将来の希望のなかで優先度が高いと思っているにもかかわらず結婚の為の十分な資金確保が出来ていないケースが男女共に多く見受けられます。

たとえ結婚しても・しなくても、私達は望んだ形で生きていくためには多くのお金を必要とします。 夢を手にする為のお金は自然に湧いてはきません! 社会の仕組みが変わるとしても相当な時間がかかります。 その間も私達はどんどん年齢を重ねていってしまい、結婚条件の悪化や出産の時間切れを迎えてしまいます。

人間は今の年齢で立ち止まることはできません。 自らの希望を叶えたいと思うのであれば、自分自身で準備をしていく事が夢や望みを引き寄せる最も確実性の高い方法です。

結婚する事が全ての人に良いことではありませんが。 実現したいと思っている事が『本心』ならば自身の今後を真剣に考え・学び・行動を起こし・準備を整えるべきです。

あなたの「結婚したいな~」、それは本音ですか?

(倉田壮一)

◼︎ 内閣府・少子化社会対策白書 http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/index.html