あなたの「結婚したいな~」、それホンネですか?

マネースクールUNOの倉田です。

先日、内閣府より「少子化対策白書」なるものが公表されました。 主な内容は下がり続ける出生率とその下落原因、そして行政として考え・取り組んでいる対策の数々を紹介しているという構成です。

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そんな中、冒頭では少子化のそもそもの原因のひとつである「結婚に対する現状と意識の変化」について触れており、過去に行われた幾つかの意識調査の結果も交えた考察が掲載されています。

40歳時点で結婚していない人の割合(未婚率)は年々上昇し、今や男性35.6%、女性23.1% つまり男性で3人に1人、女性で4人に1人は人生の半ばに差し掛かっても結婚をしていないという状況。 さらに男性の生涯未婚率は20%を超えており、5人に1人は一生結婚しないという現実です。

白書内の意識調査の結果で未婚・晩婚増加の理由トップ3は、

・独身の自由や気楽さを失いたくない(男性2位、女性1位)

・経済的余裕が無い(男性1位、女性2位)

・結婚の必要を感じない(男女とも3位)

年々、少しずつ社会的自由度を高めてきた女性が、結婚という旧来からの続く社会慣習を機にある種の束縛を受けてしまうという現実に対する抵抗感。 そして、この10年程の間に経済的余裕と将来の伸び代の減退を意識させられた男性が、家族を支える自信を失くしつつある状態。

その結果、結婚しても束縛され余裕をもてない現実が待ち構えているのであれば、あえて結婚という選択をしない。 多くの男女が結婚その物に意味や価値を見出せなくなってしまった様です。

ところが、20代独身者の結婚に対する意欲は男女共に概ね10年前よりも上昇しています。 特に女性の意識は高く、20代の正規雇用者のうち「結婚意欲がある」と答えた人の割合は80%を超えています。 私たちのマネーセミナーに参加し、その後の個別相談会で話を聞く多くの未婚の女性が将来のビジョンについて「いつか結婚したいと思っています!」と答えるケースがほとんどで、この意識についての統計結果については納得がいきます。

しかし、その高い意識を持っていた20代男女が30代を経ても高い確率で結婚できずにいる結果には思うところがあります。 白書で子供を持たない原因としても触れられている通り、この十数年間横ばい又は減少し続けた個人の収入状況とそれを補う為の若年層の長時間労働、そして家庭・子供を持つ事に優しいとは言い難い数々の制度。 法制度や税制そして企業側の姿勢等、社会の仕組みとしての外部環境の問題は確かに大きな一因だとは感じます。

ただ、もうひとつ大きな原因があると考えます。 それは内部の問題、つまり自分自身の心と環境の準備が出来ていない事です。

私が個別相談を受ける、多くの独身者は「結婚したい」と発言しますが、「いつか・・・」「出来れば・・・」と言う補足が付き、多くの人は本気で具体的な行動を起こしてません。

時間が無い・忙しい事は皆が共通、1日が24時間なのは皆に公平です。 白馬の王子様や未来のパートナーはボーっと歩いていても道に落ちてません!

そして、現在の状況を聞いていくと、今現在の生活や趣味や旅行を楽しむ為のお金は十分使っているのに、本人が近い将来の希望のなかで優先度が高いと思っているにもかかわらず結婚の為の十分な資金確保が出来ていないケースが男女共に多く見受けられます。

たとえ結婚しても・しなくても、私達は望んだ形で生きていくためには多くのお金を必要とします。 夢を手にする為のお金は自然に湧いてはきません! 社会の仕組みが変わるとしても相当な時間がかかります。 その間も私達はどんどん年齢を重ねていってしまい、結婚条件の悪化や出産の時間切れを迎えてしまいます。

人間は今の年齢で立ち止まることはできません。 自らの希望を叶えたいと思うのであれば、自分自身で準備をしていく事が夢や望みを引き寄せる最も確実性の高い方法です。

結婚する事が全ての人に良いことではありませんが。 実現したいと思っている事が『本心』ならば自身の今後を真剣に考え・学び・行動を起こし・準備を整えるべきです。

あなたの「結婚したいな~」、それは本音ですか?

(倉田壮一)

◼︎ 内閣府・少子化社会対策白書 http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/index.html

 

 

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