ドキドキ! 人生の「燃料切れ」にご用心!!

マネースクールUNOの倉田です。

夏休み&お盆休みは何かと外出が増えるシーズンです。
家族みんなで車で帰省という方も多く、高速道路を利用される場合もあると思います。

「あれっ!? ガソリンほとんど残ってない!」

高速道路を運転中に気が付き、次の給油までドキドキした経験はないでしょうか?

高速道路サービスエリアに設置されているガソリンスタンドの間隔が離れ、長い距離を走行しないと給油が出来ない区間の事を通称「空白区間」と言います。
国土交通省の調べによると、全国の高速道路で次のガソリンスタンドとの間隔が100km以上離れている「空白区間」が83ヶ所もあります。
長い区間ですと北海道や北陸など170km前後も空白となっている場所もあります。

さらにデータに現れにくく、懸念されるのが夜間の高速道路。
サービスエリアのガソリンスタンドのごく一部には夜間営業をしていないケースもあり、その時間帯の「空白区間」は200km超に伸びるケースもあります。

さらに地方では給油をしようと高速道路を下りても、街のガソリンスタンドが夜間の営業をしていない場合も散見されます。
「空白区間」で車が燃料切れを起こした場合、楽しい旅行や帰省が台無しになってしまうかもしれません。

kurata

全国のガソリンスタンドの数は1994年の60421ヶ所をピークに年々減少。
昨年時点で33000ヶ所前後となり、この20年でほぼ半減してしまいました。

原因は全国的なガソリンスタンドの経営難。
様々な理由が考えられますが、主な原因は3つ。

1つめは自動車の燃料消費量の減少。
日本自動車工業会の環境レポート等によりますと、2014年の新車販売平均燃費はリッター当り21.6kmと20年前と比較し1.8倍に伸びています。
昨今の低燃費車の開発競争により、同じ距離を走っても今の車は燃料を半分しか使わなくなった訳です。

2つめは過剰な石油精製能力。
石油元売各社は消費量の減少ペースに対し生産設備の削減ペースが追い付いていません。
設備稼働率を80%以下に押さえているにもかかわらず生産は過剰気味。
通称『業転玉』と呼ばれる余った燃料は、自系列以外のガソリンスタンド等に安く売却され、行き過ぎた価格競争の一因と言われています。

業界団体の集計では、ここ数年中小規模のガソリンスタンドの約半数は恒常的な赤字状態に陥っているようです。

3つめは若者を中心とした「車離れ」の拡大。
交通網が発達した都市部は若年・現役層を中心に人口増加、日常生活で車を必要とする地方は人口減少&高齢化。
社会全体として考えると、車を所有・使用する必要性が薄れてきています。

この20年で国内新車販売台数は年間700万台から500万台前後に減少。
世帯別の乗用車普及率では50代以下の世帯は低下傾向、20代で運転免許証自体を所有していない人も散見されるようになりました。
「大人の証=免許証!」と信じていたアラフォーの私には信じられないような状況です。

人々が求めるニーズと社会構造の変化により現れた、ガソリンスタンド減少という「社会現象」。
これは何もガソリンスタンドに限ったことではありません。

日本が「低金利時代」と呼ばれるようになってから20年。
いまだに多くの日本人は金利が付かないのに銀行等の預貯金を利用し「増えてないな~」と愚痴をこぼすだけで何ひとつ具体的な行動は起こしていません。

働いている間は毎年確実に収入が増え続けたり、人生上のイレギュラーが起こらなかったり、あまり「欲」が無く短命で人生を終え結果的にそんなにお金を必要としない一生を送る事で満足出来るのであれば、お金が増えなくてもいいのかもしれません。

私達が日々多くの人と接し相談を聞けば聞くほど、人間には無限の「欲」とやりたい事の存在を感じます。
その全てを諦める事は自分の人生や自身の存在意義を自ら否定するようなものであり、誰もが受け入れられる事ではありません。
楽しく生き、自分の人生に満足してこそ初めて「生まれて良かった!」と思えるはずです。

どうせ永い人生を生きるなら「楽しい旅」にしたいものです。

「ガソリンが足りないかもしれない・・・」

ドライブ中のあのドキドキする不安感を経験された事があるあなた!
永い人生のドライブの途中で「お金」と言う名の“燃料”が切れないようにご用心!!

(倉田壮一)

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