「七五三」に想う… いつの世も親の願いは変わらない!

倉田753unoblog

マネースクールUNOの倉田です。

我が子の健やかな成長を祈願する日本の伝統行事「七五三」

最近は両親の休みの都合に合わせ10月中旬から11月15日の間で済ませるそうです。

先日、数え年で3歳になる子供を連れ自宅から少し離れた有名な神社に「七五三」のお参りに出かけました。

天気の良い週末であったため、ある程度の混雑は想像していましたが到着してビックリ!

ご祈祷受付けの列は拝殿横の受付窓口から伸びること百数十メートル、最後尾は鳥居の外まで誘導されています。
ある程度大きな子供ならいざ知らず、ギリギリ2歳になる子供に長時間並んでの待機は無理。

毎度の事ですが「父親の責務」を果たすべく、私だけ順番待ちの列に取り残されました。
周囲を見渡すと羽織袴や着物で着飾った日常とは異なる華やかな雰囲気の子供達。

そして両親だけでなく祖父・祖母を加え一家総出で七五三を楽しんでいる様子も多く見受けられました。

ネットに掲載される各種調査によると七五三にする事トップ3

①衣装を着て写真館で記念撮影

②神社等への参拝

③家族で食事会

記念写真は残したが参拝はしなかったと言うケースもあり、参拝のために正装し「ついで」に写真に残すと言う本来の姿とは逆の現象が増えており、七五三が「イベント化」された実態が浮き彫りとなります。

記念写真に使う平均予算は3万円前後、ご祈祷の初穂料は3000~10000円、そして食事代を加えると七五三の総額5万円前後の支出となり決して安いという金額ではありません。

我が子・孫の幸せを祈る気持ちと喜ぶ顔を見たい想いが上回るようです。

七五三・誕生日・入学式・卒業式等々。

子供の成長過程において出ていく日々の生活費や教育費はもちろんですが、節々の行事・イベントの費用など両親が金銭的負担をする機会は枚挙にいとまがありません。

多くの方が子供の頃に自分の両親にしてもらい思い出に残っている事を、同様に自分の子供にもさせてあげたいと考えています。

全てとは言いませんが、この資本主義社会の中で子供の喜んだ顔をより多く見るためにはより多くのお金が必要になってきます。

しかし、そのタイミングは七五三のように予めいつ来るかが前々から明確に分かっているものばかりとは限りません。

突然湧いてきた家族旅行の計画・習い事の発表会・留学の希望。

突発的な病気や事故・思いがけないトラブルに巻き込まれる等の望まず振り掛かる事象もあります。

 

もしも普段から将来を見据えた人生設計(ライフプラン)を建てることが出来ていれば、事前に想定し得るやりたいイベントを望む通りに実行するお金を確実に準備出来るだけでなく、いざとなれば突如振り掛かる人生の緊急事態へ対応するお金にもなり、より安定した安心できる理想とする人生に近づけます。

どんな親も自分の子供の笑顔や喜ぶ姿をなるべく多く見たいと望み、苦しむ顔や悲しむ姿はなるべく少なくしたいと願います。

自身のために立てたライフプランは目の前に存在する又はまだ見ぬ我が子に確実に影響を与えていく、まさに人生そのものを左右する可能性を秘めています。

自分と家族の幸せを確実に手に入れるため、お金について考える機会を持ってみませんか?

父の背中に見えた「普通の人生」の重み

マネースクールUNOの倉田です。

先日私の父が70歳となり「古希」を迎えました。 「古希」とは中国・唐の詩人である杜甫の「曲江」の一節 「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」 “酒代のツケは私が普通に行く場所どこにでもあるが、70歳まで生きられる人は古くから稀である”に由来するそうです。

当時の平均寿命は50歳前後という説もありますから70歳を迎える事は異例に長生き。 「古希」が長寿として祝いの対象となった様子がうかがえます。 ところが現代日本人の平均寿命は80歳を超え、70歳はあくまで通過点としての認識。 「普通」に生存している年齢と思われています。

kurata

 

私達ファイナンシャルプランナー(FP)は日々多くの人生にまつわるお金の相談を受けています。 身近なイベントの為のお金、子供を育てる過程でのお金、自分と家族の夢のマイホームを買う為のお金、その先の人生を充実させるためのお金等々。 まさに十人十色の相談内容。

相談者は「聴きたい!」と思う内容を絞って相談されますが、私達FPは質問された相談内容にただ単に答えるだけではありません。 なぜその相談をしたのか? その解決策が今後の人生全般にどんな影響を及ぼすかを推測し・隠れた問題点や、より良い方向性はないかを推察します。

私達は相談者に現実的に希望するライフプランを聞いていきます。 「どんな人生にしたいですか?」 この質問に多くの方が「普通」の生活を送り「普通」の家庭を築きたいと答えます。

より詳しく聞くと、相談者の言う「普通」の多くは自分の両親が歩み自身も体験した「自分の実家の家庭像」に近い想像をしている事が多いと感じます。 皆さんが日々の生活や将来やりたい事は、若き日の両親が「やりたい!」と思っていた事と大きく変わってはいません。

 

「美味しい物を食べ、欲しい服を買い、毎年旅行に行きたい!」

「子供や家が欲しい!」

「遠い将来まで、一生困らない生活を続けたい!」

 

そんな日々の「普通」の生活や「普通」の夢を叶える為には、必要なお金を必要なタイミングに用意しなければなりません。 私達の両親が過した時代は真面目に働いていたら全従業員のお給料・ボーナスが毎年「普通」に上がり、コツコツと貯めていた預金・貯金に対し毎年5%以上の利息が「普通」に付いた時代。 金融機関に10年預けたお金は「普通」に2倍に殖えて戻ってきた時代。 誰もが必要なお金を必要な時期までに用意できました。

一方で私達が生活している現在の日本のお金に関する状況は様変わり、預金・貯金はほとんど利息が付かず、一生懸命残業し働いても定期的なお給料の伸びは望めない時代。

しかし、いまだに多くの日本人が自分の両親の時代と同じく「普通」に預金・貯金をしています。 その結果は両親が得られたものとは全く異なり、お金はほとんど殖やす事が出来ません。

自身が「普通」に達成したいと思っている将来の夢は程遠いと感じている人もいるのではないでしょうか?

「古希」を迎えた父。 普通のサラリーマンでありながら、大学卒業まで3人分の学費を全て負担、住宅ローンを余裕で完済、なに不自由ない5人家族の生活を支え切った父。 孫に囲まれ「ジージ」と呼ばれることを楽しみ、派手ではないが余裕のある生活を送る父。

私は自分自身が家庭を築く段になり、父が普通の生活を「普通」に達成する為に重ねた努力と苦労を想像し、昔と比べ小さく感じられるようになった父の背中に凄みを感じました。

「両親の時代とは違っているが、私達も同様に満足できる「普通」の人生を最後まで送りたい!」 多くの方がそう希望をしている事と思います。 両親の世代のお金を殖やす常識であった手段の預金・貯金ではなく、これからの時代を生きる私達世代の常識となる方法を選択しなければ、あなたが考える「普通」の人生は簡単に実現できないかもしれません。

寿命として生存するだけなら多くの人が迎えられるようになった「古希」。 その時、あなたの目の前に広がる人生の風景はあなたが望む「普通」の人生なのか、それとも「普通」を諦めなければならなかった人生なのか。

これからのあなたの行動次第で大きく変わる事でしょう。

(倉田壮一)

ドキドキ! 人生の「燃料切れ」にご用心!!

マネースクールUNOの倉田です。

夏休み&お盆休みは何かと外出が増えるシーズンです。
家族みんなで車で帰省という方も多く、高速道路を利用される場合もあると思います。

「あれっ!? ガソリンほとんど残ってない!」

高速道路を運転中に気が付き、次の給油までドキドキした経験はないでしょうか?

高速道路サービスエリアに設置されているガソリンスタンドの間隔が離れ、長い距離を走行しないと給油が出来ない区間の事を通称「空白区間」と言います。
国土交通省の調べによると、全国の高速道路で次のガソリンスタンドとの間隔が100km以上離れている「空白区間」が83ヶ所もあります。
長い区間ですと北海道や北陸など170km前後も空白となっている場所もあります。

さらにデータに現れにくく、懸念されるのが夜間の高速道路。
サービスエリアのガソリンスタンドのごく一部には夜間営業をしていないケースもあり、その時間帯の「空白区間」は200km超に伸びるケースもあります。

さらに地方では給油をしようと高速道路を下りても、街のガソリンスタンドが夜間の営業をしていない場合も散見されます。
「空白区間」で車が燃料切れを起こした場合、楽しい旅行や帰省が台無しになってしまうかもしれません。

kurata

全国のガソリンスタンドの数は1994年の60421ヶ所をピークに年々減少。
昨年時点で33000ヶ所前後となり、この20年でほぼ半減してしまいました。

原因は全国的なガソリンスタンドの経営難。
様々な理由が考えられますが、主な原因は3つ。

1つめは自動車の燃料消費量の減少。
日本自動車工業会の環境レポート等によりますと、2014年の新車販売平均燃費はリッター当り21.6kmと20年前と比較し1.8倍に伸びています。
昨今の低燃費車の開発競争により、同じ距離を走っても今の車は燃料を半分しか使わなくなった訳です。

2つめは過剰な石油精製能力。
石油元売各社は消費量の減少ペースに対し生産設備の削減ペースが追い付いていません。
設備稼働率を80%以下に押さえているにもかかわらず生産は過剰気味。
通称『業転玉』と呼ばれる余った燃料は、自系列以外のガソリンスタンド等に安く売却され、行き過ぎた価格競争の一因と言われています。

業界団体の集計では、ここ数年中小規模のガソリンスタンドの約半数は恒常的な赤字状態に陥っているようです。

3つめは若者を中心とした「車離れ」の拡大。
交通網が発達した都市部は若年・現役層を中心に人口増加、日常生活で車を必要とする地方は人口減少&高齢化。
社会全体として考えると、車を所有・使用する必要性が薄れてきています。

この20年で国内新車販売台数は年間700万台から500万台前後に減少。
世帯別の乗用車普及率では50代以下の世帯は低下傾向、20代で運転免許証自体を所有していない人も散見されるようになりました。
「大人の証=免許証!」と信じていたアラフォーの私には信じられないような状況です。

人々が求めるニーズと社会構造の変化により現れた、ガソリンスタンド減少という「社会現象」。
これは何もガソリンスタンドに限ったことではありません。

日本が「低金利時代」と呼ばれるようになってから20年。
いまだに多くの日本人は金利が付かないのに銀行等の預貯金を利用し「増えてないな~」と愚痴をこぼすだけで何ひとつ具体的な行動は起こしていません。

働いている間は毎年確実に収入が増え続けたり、人生上のイレギュラーが起こらなかったり、あまり「欲」が無く短命で人生を終え結果的にそんなにお金を必要としない一生を送る事で満足出来るのであれば、お金が増えなくてもいいのかもしれません。

私達が日々多くの人と接し相談を聞けば聞くほど、人間には無限の「欲」とやりたい事の存在を感じます。
その全てを諦める事は自分の人生や自身の存在意義を自ら否定するようなものであり、誰もが受け入れられる事ではありません。
楽しく生き、自分の人生に満足してこそ初めて「生まれて良かった!」と思えるはずです。

どうせ永い人生を生きるなら「楽しい旅」にしたいものです。

「ガソリンが足りないかもしれない・・・」

ドライブ中のあのドキドキする不安感を経験された事があるあなた!
永い人生のドライブの途中で「お金」と言う名の“燃料”が切れないようにご用心!!

(倉田壮一)

正念場のNISA! どうなる?ジュニアNISA

マネースクールUNOの岡です。

NISA(少額投資非課税制度)がスタートし、1年が過ぎました。
「貯蓄から投資へ」の流れを推進するべく、昨年1月に鳴り物入りでスタートしたNISAですが、いよいよ正念場を迎えているようです。

日本証券業協会によると、NISAで開設した口座のうち、実際に株式や投資信託などを買った割合は昨年末時点で45.1%。スタートから1年の節目で口座の稼働率は半分に届かず、過半数の約55%が休眠口座となっています。

「証券会社の営業マンに強く勧められたから」
「テレビCMを見て、自分もやらないと損するような気がした」
必ずしも投資に積極的というわけではなく、強い勧誘や付き合いで口座開設したケースも多いのが現状のようです。

ここで、少しおさらいをしておきましょう。
そもそもNISAとはどんな制度なのか?

NISAとは、年間100万円までの投資から生じる譲渡益や配当が5年間非課税となる制度です。(譲渡益や配当に対して、通常20%課税されます)
英国で普及しているIndividual Savings Account (個人貯蓄口座)を参考にしていることから「日本版ISA」と呼ばれていましたが、NIPPONの頭文字Nをとって、愛称NISAと呼ばれるようになりました。

金融庁:NISA(少額投資非課税制度)が始まりました!
http://www.fsa.go.jp/policy/nisa/
このNISAをより使い勝手の良い制度とすべく、継続的に改正が行われてきています。

今年改正された点は、「金融機関の変更」です。
NISA口座は、平成26年から平成35年までの10年間、証券会社や銀行等で開設できますが、この10年間は、

(1)平成26年?平成29年(4年間)
(2)平成30年?平成33年(4年間)
(3)平成34年?平成35年(2年間)

という3つの勘定設定期間に分けられています。
スタート時の制度では、1つの勘定設定期間中は、1人につき1つの金融機関で1つのNISA口座しか開設できないとされていました。
つまり、平成26年にある金融機関でNISA口座を開設したとすると、少なくとも平成29年までの4年間は他の金融機関でNISA口座を開設することは出来なかったのです。

しかし、平成26年度の税制改正によって改善され、平成27年からNISA口座を開く金融機関を毎年変更できるようになりました。

そして来年、さらに2つの点が変更される予定です。
まず一つ目が、投資限度額の引き上げ」です。
現行のNISAの年間投資上限額は100万円ですが、平成28年以降は120万円に引き上げられます。
これは、12ヵ月で割り切れる額にすることで毎月積立でもNISAの非課税枠を使い切りやすくすることを意図した改正と言えます。

そして2つ目が、ジュニアNISAの創設」です。
現在のNISAは20歳以上が対象者ですが、0歳から19歳の居住者もNISA開設が可能になります。

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「金融庁:平成27年度税制改正」をもとに作成

 

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「金融庁:平成27年度税制改正」から抜粋

ジュニアNISAの創設は、祖父母や親の世代から子や孫の世代に資産を移転する狙いがあります。
現状、NISAは50代以上の利用額が8割を占め、20代30代の利用は1割に満たないといわれています。
約1600兆円の個人金融資産の過半を60歳以上が持つ日本において、祖父母の世代が孫のためにNISAを活用して資産移転することを促すことが、ジュニアNISA創設の大きな目的になります。
「かわいい孫のために」という目的で世代間の資産移転が始まれば、「貯蓄から投資」への流れが進んでいくかもしれません。

また、「教育資金作り」の方法としてのジュニアNISA活用が考えられます。
教育資金作りの定番は学資保険ですが、現在、日本では年間100万人の新生児が誕生し、学資保険は年間60万件強の新規契約があります。

このUNOのブログで再三お伝えしているように、学資保険は典型的な貯蓄商品、18年間積み立ててもお金は1.1倍程度しか増えません。

では、投資運用した場合はどうでしょうか?
毎月1万円、18年間積み立て投資を行い、5%で運用出来るならば、積み立てた合計216万円のお金を約340万円、約1.6倍にすることが出来ます。
(期間中の運用利率を一定と仮定し、複利計算した場合の計算例です)

この場合、340万円?216万円≒120万円が利益となりますが、20%課税されるので、
120万円×20%=24万円が税金として引かれてしまいます。
でも、ジュニアNISAを利用すれば、この24万円が税金として引かれず、すべて子供の教育資金等に活用できるのです。

ジュニアNISAで、「非課税枠を利用しての投資運用」での教育資金作りが可能なれば、さらに「貯蓄から投資」への流れが加速するのではないかと期待しています。

ただし、一昨年末のように、金融機関が「NISA開設でキャッシュバック」「NISAでポイント還元」などの派手な広告のみに走ってしまえば、ジュニアNISAも成人版NISAと同じように休眠口座ばかりになってしまいます。

NISAをより使い勝手の良い制度にしていく事と同時に、販売者である金融機関も、正しいNISA啓蒙を行ってほしいと思います。

(岡 知宏)

増えはじめたお給料! それどうする?

マネースクールUNOの倉田です。

私をはじめ皆さんの多くは会社等で働いて「お給料」をもらって生活をしています。
お給料の水準は、基本的には皆さんが勤めている会社の経営者や人事部が決める訳です。
ここ最近の状況はどうなっているのでしょうか?

Kurata

先日、厚生労働省から平成26年度版「賃金構造基本統計調査」という統計が公表されました。
一般労働者の基本給に相当する所定内給与は前年より1.3%増加し299万円。

詳細を見ると男性の伸び率が1.1%(329万)、女性の伸び率は2.3%(238万)と昨年は女性の基本給の方が伸び率は大きく、男女間賃金格差は男性を100とすると女性72.2と比較可能な昭和51年の調査以降で最小となり、明確な差は存在し続けていますが男女間のお給料の格差は年々縮まってきています。

昨年のお給料を金額ベースで検証すると平成10年とほぼ同水準です。
つまりこの15年間は多少上下の振れはあるにせよ、お給料の水準はあまり変わっていないと言う統計結果です。
この十数年以内に社会人になった人は「なかなか給料が上がらないな?」と感じてきた事が、そのまま数字に表れています。

しかし、昨年は13年ぶりに1%以上の伸び率でした。
これはちょうど1年前の春の労使交渉(春闘)の時に、ニュースなどに久しぶりに出てきた「ベースアップ」も寄与しています。

「ベースアップ」とは年齢などが1つ上がった結果としてお給料が増える定期昇給とは異なり、同じ年齢の人がもらう基本的なお給料の水準そのものを前年の基準に比べて底上げする事です。

今年もこの春闘が2月中旬からスタート。
自動車・電機各社の各労働組合はベースアップを6000円で統一し、要求書を出して経営者側と交渉に入ったようです。
今回は多くの企業で要求通りの「満額回答」が出るのでは!? と噂されています。

さてさて、私達のお給料水準は今年も上がるのでしょうか?

ここで皆さんに考えて欲しい事があります。
せっかく上がったお給料。
しかし人生において有意義に使えなければ、上がった意味がありません。

最近、私はお金の相談に来る若い相談者のある消費傾向を危惧しています。
それは「もらったお給料は、短期間で結果的に全て使いきってしまう」傾向です。
貯める行為をまったくせずに使い切る確信犯的な人もいますが、一度は別の預金通帳へ分けるが数ヶ月貯まった時点で「旅行いっちゃお?」と使い切ってしまう人まで含めると結構多いように感じます。

「お給料が少ないから、やりたい事の一部をやっただけでお給料が全て無くなってしまう、お給料が増えたらきっとお金を貯める余裕が出るはずだ・・・」

人は消費する事の喜びを覚え生活水準を上げてしまうと、なかなかその水準を元に戻す事ができません。
人生は永く、年を取るごとに私達の叶えたい夢や希望のお値段は上がっていく傾向にあます。
社会人になった当初は数万円の国内旅行でも満足できますが、そのうち100万円前後の車を買いたくなり、理想の結婚式&新婚旅行を挙げる為には数百万円は必要になります。
もしもマイホームを手に入れようと思えば総額3000万円や5000万円という金額が必要となります。
もはや計画的に準備をしなければ達成する事は不可能です。

しかし、もらったお給料全てを使い切る事に慣れてしまうと、貯めるクセが付きません。せっかくお給料が上がってもお金を貯める事に回せず、逆に上がったペースに合わせる様に自身の消費規模だけが拡大してしまっている人が多い様に感じます。

世の中の景気が良くなりお給料が上がる時期もありますが、現代社会は雇用そのものが不安定で、お給料もいつ会社の業績で減らされてしまうか分かりません。

企業規模別・学歴別・都道府県別の賃金構造のデータを比較しても、大企業勤務と中・小企業勤務、大学卒と短大・高校卒、都市と地方の間にはいまだに明確な賃金格差が存在し続けています。
1人1人の置かれた状況は異なります。
まさに個人単位で全てが常に変化し続ける時代なのです。

どんな社会変化が自分に訪れようと、常に自身の収支状況を把握・対応し、常に自身の貯蓄や資産を少しづつでも殖やして行ける様になれば、漠然とした将来への不安感は低減できるはず。
その為には必要なのは、お金に対する正しい知識とコツ。
そして実践していこうとする“少し”の切っ掛けと行動ではないでしょうか。

厚生労働省(賃金構造基本調査) http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html