「見直し=ガマン」 それって悲しくないですか?

マネースクールUNOの岡です。

2015年度税制改正関連法が3月31日、参院本会議で可決、成立しました。
「国会ことなんて、むずかしくて私には関係ない」とは思わないで下さいね!

この2015年度税制改正関連法で、2017年4月に消費税率が10%に引き上げられることが正式に決定したのです。
昨年4月に5%から8%に上がった消費税。
そもそもは2015年10月から10%に引き上げられる予定でしたが、昨年11月、安倍首相が衆議院の解散表明と同時に、引き上げ時期を延期しました。

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なぜ延期したのか?

簡単に言えば、「ここでさらに消費税を上げれば景気が腰折れし、生活が苦しくなる可能性がある」という理由からです。

ところが今回の決定では、景気が悪くなれば増税を延期できると言う「景気条項」は削除されました。
つまり、「仮に景気が悪くなろうが生活が苦しくなろうが、消費税は再来年から10%に上がる」と言うこと。

消費税が5%から8%に上がって1年、皆さんは日々の生活に何か変化がありましたか?

ライフネット生命保険が調査した「消費増税から1年。2015年、今年こそ見直したいものに関する調査」によれば、多くの日本人は「消費税が上がり、いろいろなことを『ガマン』」したようです。

消費増税以降、実際に見直して節約したもののトップは、「外食・飲み会費」で55.8%。
以下、「衣類・雑貨費」が45.1%、「家庭の食費」が40.9%、「旅行などの娯楽費」が
35.9%などと続いていて、日々の生活で何かを我慢する「ガマン型節約」が上位を占めています。

さらに、2017年4月からの10%への消費増税に向けて、今年(2015年)見直したいものを
尋ねたところ、「外食・飲み会費」が59.3%、「衣類・雑貨費」が43.3%など、「消費税がさらに上がれば、今以上にもっともっと『ガマン』する」との結果になっています。

「見直し=ガマン」
これって、悲しくありませんか?

 

10%に上がることが決まった日本の消費税ですが、今後何パーセントまで上がるかはわかりません。
ただ、日本には借金が約1000兆円、国民1人当たりに直せば約800万円の借金が存在します。

この莫大な借金を返すための国の収入は、税金のみです。
欧米諸国の消費税が既に20%である事実を考えれば、日本の消費税もいずれ15%、20%と上がっていっても不思議ではありません。

消費税が上がっていくに従い、日々の生活をガマンし続けるのならば、とても悲しいことだと思います。

そもそもお金を貯めていくためには、収入を上げ、支出を下げるしかありません。
ガマンすると言うことは、「支出を下げる」ことなのですが、収入を上げることが出来れば、「ほどほどのガマン」でいいはず。

ところが、今の時代、勤労所得と呼ばれる給与はなかなか上がりません。
いつの間にか、日本人は給与アップをあきらめてしまったようにも感じます。

となれば、これからの時代、お金でお金を増やす「金融所得」の必要性が高まっていくはずです。

超低金利が続く現代においても、正しい投資運用で「お金って増えていくんだ!」と言う実感が持てれば、ガマンしないで外食やおしゃれにお金を使うことが出来るはずです。

ただ、日本人は「額に汗して稼ぐ勤労所得は清らかなもので、お金でお金を増やす金融所得は汚らわしいもの」と言った倫理観を持っているように思います。

でも皆さん、考えてみてください。
例えば、NISA(少額投資非課税制度)。
今回消費税率のアップが決まったように、借金大国である日本は税金が欲しくて欲しくて仕方ないはずです。
にもかかわらず、投資に関して非課税にする制度であるNISAを導入したということは、国民に対して「(金融所得である)投資をしよう!」と呼びかけをしている証拠。
国が国民に対して、いかがわしいものや汚らわしいものを啓蒙する事はないはずです。

「貯蓄から投資へ」

言い古された言葉かもしれませんが、「貯蓄から投資へ」の流れが進むことが、人々の暮らしを豊かにし、日本が活性化することにつながると、マネースクールUNOは信じています。
国民にもっともっと投資を啓蒙するため、11月23日が「勤労感謝の日」として祝日であるように、2月13日を「ニーサの日」、10月4日を「投資の日」として祝日にするくらいの、思い切った政策があってもいいかもしれません。

皆さん、ガマンだけが見直しではありませんよ。
一緒に「金融所得の見直し」もしてきましょう!


(岡 知宏)